クリスマスにこのアロマを③ もみの木の秘密。キリストに贈られたもうひとつの宝物。 /バルサムファー
photo credit: andy castro via photopin cc
街はクリスマス・シーズン。
一年に一度のこの季節を
大切な人と一緒に
相応しい豊かな香りと一緒にすごしてみては
いかがですか?
きっと、おごそかな気分で盛り上がること
間違いなしですよ。
今回もそのクリスマスにふさわしいアロマ
紹介させていただきます。
●知られざる3つ目の精油。
アロマを少し勉強された方だと
有名なアロマとイエス・キリストのエピソードを
ご存じかと思います。
イエス・キリストの誕生を知った
東方の3人の賢人が
イエス・キリストのもとを訪れ
3つの宝物を贈って祝福した・・・。
その3つの宝物とは
「黄金」
「乳香」(にゅうこう・フランキンセンス)
「没薬」(もつやく・ミルラ)
でした。
この乳香、没薬は香木で
フランキンセンス、ミルラの精油として
アロマの中でも重要な存在となっています。
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●贈りものは実は3つとも香りだった??
いつの時代も黄金・お金は力の象徴。
生まれてきた預言者に対して
力の象徴として黄金が贈られたとされて
います。
ですが、他の2つが薫香なのに対し
ひとつだけ、リアルに黄金とは
生生しいといえば生生しいですよね?
実は、イエス・キリストには
もうひとつの薫香が贈られており
実は3つの贈り物は
3つの薫香だった、という説があります。
当時は、香木は黄金よりも価値ある
貴重なものだったのです。
イエスに捧げられた3つの薫香は
その後の歴史の中で、そのひとつが
力を表す黄金に変えられて
伝えられてきた、と言うことですね。
その隠されたもうひとつの香木
それが
バルサム・ファーです。
●バルサム・ファー=もみの木
そんな歴史を揺るがしてしまうような
薫香とはなんだったのか。
実は、みなさんよくご存じの香木です。
それは、クリスマス・ツリーで使われる
あの高い木、もみの木です。
●バルサムファーがクリスマスツリーになった理由
イエス・キリストに贈られた神聖な木として
バルサム・ファーは教会の木として
使われてきました。
クリスマスシーズンになると
この木を部屋にもちこみ
リースを作り、部屋や玄関に飾ります。
これは、バルサム・ファーの神聖な力が
邪気を追い払う魔除けとして
信じられていたことに加えて
この木のもつ心を落ち着かせる効果と
喉を健やかにし呼吸器系の病気から
救ってくれる力を
家の中に飾ることで
家族の健やかな生活を願っていたんですね。
●バルサム・ファーを使ってクリスマスを!
歴史の中で3つの贈り物としての名前は
黄金に譲ってしまいましたが
もみの木は間違いなく
現代もクリスマスを象徴する木と
なりました。
今は天然のもみの木を部屋に飾ることは
難しいですから
ぜひ、バルサム・ファーの精油を
部屋に焚いて
クリスマスを過ごして下さいね。
そのイメージどおり、やわらかでクリアな
森林浴をするような香り。
神秘的な歴史を感じながら
また、その力で家族の心も身体も
健康に保ってくれることでしょう。
バルサム・ファー
学名:Abies Balsamea
科名:マツ科
種類:樹木
原産:アメリカ・カナダ
作用:心を穏やかにしてくれる神経系の鎮静、せき、のどの痛みなど気管系のトラブルに