生理時・月経時のアロママッサージ・トリートメントってそもそも受けていいものなの?③ 中医学的アロマな視点で


photo credit: Jonathan Kos-Read via photopin cc

生理時のアロママッサージ、トリートメントって
そもそも受けて、身体にとってよいものなのでしょうか。

前回、前々回の記事
アロマトリートメントの心身を整える効果により
ぜひ生理のと肝きも積極的に受けて
コンディションを整えていただきたいという内容を書きました。


さて、今回は、さらに一歩踏み込んで
中医学、東洋的な視点での
生理時とアロママッサージ、トリートメントのかかわりについて
ご案内をさせていただきます。


少し聞きなれない言葉も出てきますが
ぜひ読んでみて下さいね。






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医学的に見ると
生理の不調のときに乱れているのは
自立神経をつかさどる「肝」(かん)であるとされています。


中医学で言う「肝」の役割は
血を蓄えるところであり
気や血を全身にめぐらせる働きを担っているとされます。


生理痛や生理不順などのトラブルは
この「肝」の不調が原因ということになりますから

痛みをおさえながらも、この気、血の流れを
改善していかなければなりません。


中医学では、この場合に
血を増やしてコンディションを整えることを
「補血」(ほけつ)と言います。

漢方などでの治療の場合は
この補血をねらった処方がなされる訳ですね。


そしてアロマのハーブ、精油でそのような
役割を担うものがもちろんあります。


ゼラニウム

イランイラン

ローズマリー

ジュニパーベリー


これらの精油が血を増やし、血の流れを
改善してくれると言われています。


これら補血をし、血の流れを良くする精油に
鎮痛系のラベンダーやバジル、タラゴンなどの
アロマをブレンドしていくことになります。



さて、トリートメントに移ります。

中医学では、経絡(けいらく)という
人体の気の流れの通り道を刺激していくことで
自然の治癒力を生かしていきます。


「肝」のトラブルである生理時のトラブルには
「肝経」の経絡を中心に
ツボを意識しながら、トリートメントをしていくことになります。

従来の深いリラックスを中心とした
西洋スタイルのアロマボディートリートメントに

いかにこの東洋的な経絡のアプローチを取り入れて
いくかが
セラピストの腕の見せどころだと思います。



伝統的な西洋のハーブとアロマトリートメント
そして東洋の伝統である中医学的な視点を取り入れた
経絡トリートメントとアロマのブレンド。


これらをミックスすることで
統合的にさらに進化したアロマトリートメントになり
女性の生理のトラブルの解決につながると思います。



以上、今回は東洋、中医学的視点でのアロママッサージ
トリートメントの話でした。


辛い生理時の悩みにもぜひ
積極的にアロマを取り入れて
コンディションを整えて下さいね。





【精油ガイド】


生理時の不調の緩和に良いアロマオイルを上げて見たいと思います。


ラベンダーを腹部に塗ってリラックスさせたり、ペパーミントも月経痛に効果がありますが
さらにいくつか効果が望めるものを。


月経痛を抑える効果があるバジル。鎮痛力が高く、頭痛や肩こりににも有効です。




タラゴン(エストラゴン)も鎮痛系。特に月経痛に良いとされています。






これら2種はどちらかというと芳香浴には向かないと思います。
オイルで希釈して、腹部に塗るかたちで利用しましょう。

ローズやラベンダー、ゼラニウムなど、香りの良いホルモン調整系
併せて利用することで香りもよくなり、相乗効果が望めます。

試してみて下さい。









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