【おもてなしの心】セラピストに必要なもの/セラピストになりたいあなたに④




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今日は、セラピストとしての
接客の話を書きたいと
思います。

セラピストにとって必要なものは
何かと質問されたら

アロマや身体の知識はセラピストにとって
もちろん重要な要素ですが

もっとも大切なのは
おもてなしの心だと答えます

接客や心配りは
型にはまったものでなく
心に響く本物のおもてなしができるかどうか

これが評価されるセラピストの
分かれ目だと思います。



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◇忘れられない接客

私の忘れられない
接客があります。

それは大学時代の学食での話です。


当時、生意気にも
タバコをかっこつけて
吸っていた私は

ランチのあと、一服をしようと
灰皿置き場に行きました。

時間はランチのピークあと。

新しい灰皿は無く
学生が吸った吸殻の入った
使用済みの灰皿が
山のように積みあがっていました。


私は、たまたま近くにいた
食堂のおばちゃんに尋ねました。

「すみません、きれいな灰皿ないですか」


そうするとそのおばちゃんは

「ごめんね、ちょっと待ってね」

というと、目の前にちょうどあった
手洗いの水道で、そこに積みあがっていた
汚れた灰皿をひとつ
素手で洗い始めました。

私は申し訳なくて
「おばさん、いいよ、少しぐらい汚くても
そのまま使うから」

と言いましたが

「大丈夫、ちょっとまってね」

とぴかぴかに洗って、水気をとり
私に渡してくれました。

その後、なんとなく、自分の吸ったタバコの灰を
その灰皿に落とすのが
バツが悪かったことを覚えています。


その後すぐ、私はタバコを辞めました。

学生の身分でありながら
自分母と同じような年齢のおばちゃんに
素手で灰皿を洗わせて

そこで悠長にタバコをふかした
自分に嫌悪感を持ったことが
タバコを辞める原因のひとつになりました。


別に食堂のおばちゃんは
私にタバコを辞めさせたくて
素手で灰皿を洗った訳ではないでしょう。

でも私が感じたのは
どうせならこの子にきれいな灰皿で
タバコを吸わせて上げたい
そのために

素手だろうがなんだろうが
綺麗に洗う。

これがプロとしての誇り
だったように感じます。

(結果、一人の男の子の、禁煙に貢献したのだから
すごいことです)

そして私の心に
いまだに焼きついている
心のこもった接客になりました。



◇相手に寄り添い、ベストを尽くす


たぶん、接客とは
過剰な演出でもオーバーな言葉が
必要な訳でもないのだと思います。

別に誕生日にハッピーバースディを
歌わなくてもいいと思います(笑)



相手に寄り添い
その人のために自分の
出来ることを
プロとして精一杯する。

本当に心をこめて接すれば
必ず想いは相手に伝わるはずです。

シンプルなことですが
とても難しいのです。
だからこのことに
自信のある方は
セラピストとして
きっと成功されるでしょう。


そしてセラピストは
接客を通してお客様の
気分をハッピーにしたり
悩みを軽くして上げる仕事です。


常に最上のおもてなしとは何なのか
考えることが
この仕事の面白さであり
楽しさ、やりがいでもあります。







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