アルツハイマー病への効果で注目 脳細胞活性とローズマリーの多様な効果
photo credit: Valter Jacinto | Portugal via photopin cc
アルツハイマー病へのローズマリーの効果が
テレビで取り上げられたことで
ローズマリーへのお問合せが増えています。
ローズマリーといえば、頭脳明晰の精油と言われるぐらい
集中力、覚醒を高める精油として人気のある精油です。
そのほかにもむくみや頭痛の改善、美肌効果など
幅広いメリットでアロマを代表する精油です。
今回あらためて注目されたのが
脳を活性させる力になります。
さまざまは原因により、脳の中の伝達が衰えたり
低下したりするときに
ローズマリーの刺激が脳の細胞を活性させて
脳の働きを高めるという期待はずっと持たれて来ました。
◇鼻腔吸収から脳へ
アロマテラピーの中でも特に鼻からアロマの香りが吸入される
ことで体内に影響を及ぼすのが鼻腔吸収です。
鼻腔でキャッチされた香りの分子は信号となって脳に伝えられ
脳から様々な指令を出して身体に影響を及ぼします。
香りの刺激が、脳の老化を遅らせたり
停滞した神経伝達を活性化させる
ことが認められています。
その中でも特に脳細胞の活性力から
アルツハイマー病をはじめ
脳細胞にまつわるトラブルの改善への効果が
期待されているのがローズマリーなのです。
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◇香りと五感の活性化
香りをつかむ嗅覚は五感のひとつですが
非常に原始的な感性である嗅覚を通したアロマテラピーは
様々な可能性が期待されています。
脳神経に作用することでアルツハイマー病や
免疫機能への影響からがん治療など。
今までの医学でなかなか解決出来ない症状に大きな期待が寄せられています。
ローズマリーに限らずとも、アロマの精油を継続的に利用していると
感性がとても研ぎ澄まされていくのがわかります。
五感の一部、嗅覚を刺激することで、生活していく中での
様々な感覚が鋭敏になっていきます。
身近なところでも例えば
食事が美味しくなる、食事の色や、味、香りをさらに豊かに感じられるなど・・。
これは私がアロマテラピーに携わって非常に驚いた事実です。
さて、アルツハイマーに有効とされたローズマリーですが
ほんとに魅力的な精油でサロンでも欠かせない精油です。
「海のバラ」と呼ばれるこのシソ科のハーブは
地中海に多く見られます。
精神を高め、記憶力や集中力を高める。
頭痛を緩和する。
血流を高め、身体を温める。
余分な水分を取り、むくみをとる。
高い皮膚の収斂作用で美肌にする。
ローズマリーの効果はとても幅広く、奥深い精油です。
日々の生活にぜひ取り入れてみて下さい。
※ローズマリーには血圧を上げる作用があります。
血圧の高い方や妊娠中の方は利用に注意が必要です。
ローズマリー
・学名:Rosmarinus officinalis
・科名:シソ科
・主要成分: 1.8シネオール、ボルネオール、カンファー、β-カリオフィレン