「岩の上の女神」~象徴主義絵画とセラピーについて。
ゴールデンウィークも終わり、初夏を思わせる快晴が続いています。
サロンの近くの山手や山下公園もローズがきっと綺麗に咲いているころですが
あいにくまだ見に行くことが出来ず・・。
毎日の忙しさに流されていると、ふと気づくと、新緑の最高に良い季節はあっという間に経ってしまいそうです・・もったいない!
ブログも実はちょっと久しぶりになってしまいました。
様々に書きたいことが貯まって来ましたので、またいろいろ書かせていただければと思います。
さて、今回のテーマは、「象徴主義絵画とセラピーついて」。
何故に、突然このテーマかというと・・。
少し遠方のほうから横浜サロンに来ていたいているあるお客様から、(その方からはユニークで貴重な発想を良くいただくのですが、)サロンに来て、トリートメントを受けると、ある絵のイメージが浮かんで来たとおっしゃるのです。
その絵はこちら。
ギュスターヴ・モロー「岩の上の女神」
‘ギュスターヴ・モロー(Gustave Moreau, 1826年4月6日–1898年4月18日)は、フランスの象徴主義の画家である。パリに生まれパリで亡くなった。聖書や神話に題材をとった幻想的な作風で知られる。印象派の画家たちとほぼ同時代に活動したモローは、聖書やギリシャ神話をおもな題材とし、想像と幻想の世界をもっぱら描いた。彼の作品は19世紀末のいわゆる『世紀末』の画家や文学者に多大な影響を与え、象徴主義の先駆者とされている。(wikipedhia)’
ちなみにこのモローの「岩の上の女神」。私も恥ずかしながら知らなかったのですが、サロンと目の鼻の先、みなとみらい横浜美術館所蔵です。
‘19世紀後半、従来のアカデミスムに対する反発として、一方に印象派の傾向、他方では象徴主義の傾向が見られた。象徴主義は人間の内面や夢、神秘性などを象徴的に表現しようとするもので、文学上の象徴主義と関連して名づけられた。ギュスターヴ・モローが代表的な作家であり、ユイスマンスは『さかしま』の中でモローを高く評価している(wikipedia)’
モローといえば、「出現」のような絵画のイメージが強く、なんともおどろおどろしい世界を描く方だと思っていたのですが、強烈に惹かれるところもあったのです。
そんな彼の描いた「岩の上の女神」が私のサロンでインスピレーションされたことが、とても不思議な感覚でした。
サロンのリラックスした雰囲気やハーブの力も合わさって、多くのお客様が様々な発想や直感を感じられるのは、私にとっても大きな勉強や刺激になります。
出現
ボディーワークやアロママッサージのような身体を扱うセラピーというのには、身体という外面的なことと、精神的な、人間の内面を扱う側面の両面性があると思うのですが、やはりアカデミズムに反しての人間の内面や夢、神秘性など表現しようとした象徴主義の作風はなにか通じるところがあるのかも知れませんね。
象徴主義の画家といえば、学生時代は(今もですが)ファンの方も多いグスタフ・クリムトが好きでした。接吻・ダナエなど・・。
接吻
ダナエ
このあたりの絵画は美しさが際立っていますが
同じくクリムトの「ベートーベン・フリーズ」や「死と生」などは人間の内面が抱える喜びと不安の錯綜を表現して、象徴主義らしい作品ですね。
象徴主義のような絵画はとても惹かれるのですが、サロンのインテリアとしては飾ったりはしていませんでした。
ですが、お客様の中からモローの絵をイメージされたとうのは、やはりセラピーは心の内面に触れるものであり、そういった人間の内面を探求した象徴主義の絵画とセラピーは、やはり繋がるところがあるのだと再確認した出来事だったのです。
このあたりはアートセラピーの方の専門だと思うのですが、普段は香りを扱うアロマセラピーもやはり感覚・・五感を通じての人間の内面から癒していくものですがから、そうした感性に訴える絵画など芸術とのセラピーの関わりは、本当に興味深い分野だと思います。
まずは、横浜美術館の岩の上の女神に対面に行こうとしたのですが今は展示されていないようで残念!
そちらはこの次の楽しみにしたいと思います。
奥山修司・横浜元町アロマセラピーサロンマグノリア:代表
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