花粉症に良いアロマ・カモミールの特徴をあらためて。





今年も花粉症の季節ですね。サロンでも非常にご相談の多い花粉症に良いアロマについてご紹介させていただきます。


花粉症は鼻の内層や眼、のどを冒されるアレルギー症状です。

まず①アレルギー症状について緩和が期待出来る精油。
②眼やのど、鼻の症状の緩和が期待出来る精油。
③様々な免疫力を上げてくれる精油。
加えて自律神経にアプローチしてくれる精油の組み合わせが効果が高いと考えています。

それらを念頭に日々のサロンでの効果を見ながら、精油をチョイスして見ました。

まずはこの精油からご紹介します。


1.カモミール(カミルレ・カミツレ)


学名:Anthemis nobilis(ローマン・カモミール)
   Matricaria chamomilla (ジャーマン・カモミール)

非常に多くの薬効を持ち、伝統的に利用されて来たハーブです。カモミールの香りは良くリンゴに例えられますが、ギリシャ人がこの植物を「カマイ・メロン」(地上のリンゴ)と呼んだことがカモマイルの語源となりました。

多くの種類があるカモミールですが、アロマセラピーで主に利用されているのはローマン・カモミールとジャーマン・カモミールです。

この精油が非常に多岐に渡る効果があることは良く知られています。

「この薬草の効能はつぎの通りである。すなわちこれをワインとともに飲めば結石を砕く。また黄疸の病原を立ち、肝臓の痛みと病気のなおりを助ける。これを搾ってこしたものは口内の傷の治癒を助け、その痛みを和らげる。これはまた、頭痛・偏頭痛にも効く」(バンクスの薬草誌)

「カミルレの花でつくった精油は、硬い膨張、苦痛や痛み、腱の収縮、間接の痙攣や苦痛、そのほか身体各部の症状に多様される。浣腸に使うと、腹部の駆風をし、痛みを取り去るのを助ける。また塗布すればわき腹の痛み・さしこみを治すのに役立つ」(ニコラス・カルペッパー)

まず、カモミールは非常に鎮静作用が強くて、リラックスさせてくれる精油です。サロンではお客様にリラックスした時間を過ごしていただくのに、とても有効で、しかも強力。

ただ、強力ではあるが、無理やりではなく穏やかに安らかな気持ちにしてくれる優れたアロマと言えます。

関節炎や筋肉痛にも良くて肩コリにもいいです。浮腫みも緩和してくれるし、月経痛にも月経不順からくる精神的な落ち込みやイライラにも良いとなれば、もうカモミールさえあれば良いのではないかという万能振りです。

不眠にも有効で、個人的にはラベンダーもしのぐ不眠の効果があると感じています。

ラベンダーといえば、このカモミールとの効能がオーバーラップしますね。それぐらいラベンダーとカモミールというのはサロンワークでも非常に活用の場面が多い精油です。

私はラベンダーも好きで良く使いますが、時折どうしてもカモミールを使いたくなります。上質な癒しに欠かせない精油として特別な存在、それがカモミールです。


花粉症については、そんなカモミールの鎮静効果が気分を穏やかにしてくれます。
花粉症の不快感はなった人であれば思い出すのも嫌だと思いますが、その重苦しい気分を緩和してくれる作用は貴重です。

次に注目すべきはその高い抗炎症作用で、多くの身体トラブル、特に肌・粘膜への刺激や炎症を緩和してくれることです。

そして抗アレルギー性。アレルギーなどからくる発疹などの肌のトラブルにも良いですが、アレルゲンの働きを抑える作用が花粉症でも期待出来ます。


花粉症に関してカモミールが注目されるのは、成分にアズレン(カマズレン)が含まれることです。
このアズレンは非常に高い抗炎症作用・抗アレルギーがあり、鼻炎や喉の痛みなどの多くの薬品にも使われる成分。ローマン・カモミール、ジャーマンカモミールともに含まれますが、特にこの成分が多いのはジャーマン・カモミールのほうです。



以上のように、カモミールは非常に花粉症対策に役にたつ精油と言えるでしょう。

そればかりでなく、花粉症や自律神経の乱れからくる不快感にも作用して気持ちのバランスも取ってくれます。

私が時折とってもカモミールを使いたくなるのは、この気持ちのバランスを取ってくれる力が欲しいから。穏やかで、満たされた特別な気分にしてくれるのがカモミール、特にローマン・カモミールの香りが好きで良く使っています。


デメリットがあるとすれば、なんでしょう。肌にも優しく、ハーブティにして飲んでもいい安心して利用出来ることも考えると、隙がないような気もします。

敢えて言うならば、先ほども述べた、不眠に聞く効果。誘眠効果が非常に高いんですよね。

ですから、オフィスや仕事に出勤前にカモミールをたっぷり、だとリラックスしすぎて激しい会議にはついて行けないかも知れませんね。居眠りをして上司に怒られたくもないでしょう。そういった場合はローズマリーなどをブレンドしたり、柑橘系をまぜて、覚醒を高めることで対策も出来ます。

花粉症で夜の眠りが浅くなってしまう方には最適なオイルと言えますね。

あとは・・ローマンカモミール、ジャーマンカモミールともにお値段は高い部類に入るオイルなので。頻繁に日常使い出来るかというと問題ありかと。

費用対効果で比較すると、ラベンダーってやはり優れているんですよね。

ブレンドでは、ラベンダーやイランイランなどでフローラルな気分にしたり、柑橘系で爽やかにしたり。パチュリやシダーウッドで深みを加えたり、ローズマリーやサイプレスでグリーンはハーバルさを出したり。

でもローマン・カモミールの甘みのある深い香り、ジャーマン・カモミールの苦味のある味わいをシンプルに楽しむのがまず一番かも知れません。私はカモミールをメインに、シストローズ、トンカビーンズ、ローズウッドなどをブレンドして穏やかながらも特別な気分の高揚を味わうのが、とても好きです。


マグノリア代表
奥山修司










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